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freeeの会社設立で会社を設立する方法
~株式会社の作り方~
浜松市の税理士の藤原です。
会社の設立は専門家の先生に依頼する方法と自己申請という形で法務局等に自分で書類を作成する方法があります。
クラウド会計freeeではこの自分で会社を設立する際に必要な書類を
ウィザード形式で必要事項を入力するだけで設立できる「会社設立freee」という機能が用意されています。
少し前に税理士である私自身も会社を設立してみましたので、備忘記録として会社設立freeeでの設立手順を記載したいと思います。
会社の設立まで約2週間で特に問題なく会社設立が完了します。
なお、合同会社でも会社を設立できますが私の場合には株式会社で設立しています。
会社の設立時期等
会社の設立時期等を入力します。ここはアンケート的なところですので、適当に入力します。
会社の住所等
住所等の記入します。
こちらで記入した会社名称や住所等が法務局に登記されるためミスの無いよう記入しましょう。
(提出までは訂正可能)
事業目的等
次に事業の目的等を入力します。
この事業の目的は定款や登記簿に記載されますが、記載項目数に制限は特にありませんので
後々の事を考えると、作成時点で行う可能性がある事業を列挙しておくのもいいかもしれません。
取締役の任期は最大で10年に設定できますが、個人や家族経営でされている場合は更新の手間を考えれば10年にしておくのが無難です。
公告方法の選択が必要ですが、freeeの電子公告システムもあるようです。
印鑑の作成
設立する際に個人の印鑑証明が必要となります。
こちらは公証役場と法務局への提出が必要になります。
印鑑の注文も会社設立freeeでは出来るようです。
ネット等でも購入できますが、購入する際は会社実印・銀行印・角印の三点セットで購入するのが一般的です。
一番最初に公証役場で会社の実印が必要となりますし、
銀行開設時にも銀行印が必要となりますのでお早目に注文されるといいと思います。
定款の認証方法
定款の認証方法が選択できます。
電子定款で認証すると紙で認証する場合と比べ4万円安くなります。
会社設立freeeではこの電子定款作成機能が5,000円で利用できますし、
電子定款でデメリットも特にありませんので電子定款を選択しましょう。
定款の内容確認等
その後、
③定款の内容を確認しましょう で記載内容を確認し、
④電子定款に必要なファイルをアップロードする で必要書類のアップロードをした後、
⑤電子定款の依頼状況を確認する で行政書士の方とメールでのやり取りや専門家手数料の入金を行います。
専門家の先生の作業となりますが、早く作成して貰いたい場合は別途手数料を支払えば対応してもらえます。
ここでは通常プランの場合には1週間前後時間がかかってしまいます。
認証済み定款の受取
これらが完了すると公証役場で認証済みの定款を受取ることができます。
定款の綴じ方でテープで綴じる方法も記載されていますが、ホッチキスと全てのページに印鑑を押す方法が一番簡単だと思います。
持ち物リストの必要書類を持参のうえ、事前に電話をして定款の受取に行きましょう。
出資金の入金
定款の認証が終われば次は法務局での法人設立手続きとなります。
法務局で出資金が本当にあるのかという確認の為に、個人の口座に出資金となる金額と同額を入金します。
法務局ではその金額が入金されていることを確認されるため、
入金されていることが印字された銀行口座の明細の提出が必要となります。
ここで重要なのは定款の認証があった日や作成の連絡があった日以降に出資金の入金が必要ということです。
上記日前の入金や残高があるから良いというものではありません。
登記申請書等を印刷
法務局へ提出する際の登記申請書等を印刷します。
印刷後行うことは必要な箇所に捺印と登録免許税の貼付となります。
「まとめ方」のリンク先に提出書類のまとめ方が記載されていますので、
記載のまとめ方でまとめていただけると法務局でスムーズに手続きが進むと思います。
法務局へ必要書類の提出
最後に法務局に持ち物リストを提出すればOKです。
登記完了後は電話連絡をしていただけるように窓口の方に伝えておくといいと思います。
登記完了書類の受取
登記完了後に登記簿(登記事項証明書)を受取ることができます。
銀行口座の開設や設立届出書の添付書類として必要となりますので、
会社設立freeeから申請書を印刷し登記完了と同時に発行してもらうと便利です。
こちらで会社の設立が完了です。
最後に
会社設立も便利になり気軽に会社が設立できるようになりました。
会社の設立後にもその他の書類の提出が必要となりますので、その後の手続きもお忘れなきようよろしくお願いいたします。
会社設立freeeのご相談は浜松市の藤原税理士事務所までお気軽にお問合せ下さい。
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